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〒276-0042 千葉県八千代市ゆりのき台3丁目3−1 プレルディオ2F
東葉高速鉄道 八千代中央駅より徒歩3分/駐車場3台完備
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柴﨑歯科医院のお知らせ
- 2004年8月20日
- すまいるニュース2004年09-10月号更新しました
歯をくいしばれ~っ!!(2004年09-10月号)
“最近”というよりも、高度経済成長期からバブル崩壊までの30年ほどで日本人の生活スタイルは大きく変わりました。
食生活も、例えば、ハンバーガーが日本に上陸(‘71年)するなど、歯ごたえのはる和食中心から、あまり歯ごたえのない洋食中心へとシフトしていきました。
そのため、子供たちの「あご」の発達が非常に悪くなりました。
その反面、栄養面で恵まれた子供たちは、身長が伸びるのと並行するように歯牙のサイズも大きくなりました。
その結果、歯並びが悪い子どもたちが非常に増えてきました。
ここまではあちこちで耳にする一般的な話です。
では、実際に歯並びが悪くなるとどうなるのでしょうか?
まず、簡単に想像できるのは、プラークコントロールが難しくなり、むし歯や歯肉炎が発生することです。
また噛みにくいため、より柔らかく、歯ごたえのない食物を好むようになります。
これが悪循環となり、ますます「あご」の発達を悪くします。
実は耳鼻咽喉科の世界でもこのことは問題になっていて、特に上あごの発達が不十分なために“いびき”をかく子供がすごく増えているそうです。
たかだか「いびき」とタカをくくってはいけません。この「いびき」こそは「睡眠時無呼吸症候群」という恐ろしい病気への第一歩なのです。
また、この“噛む能力”の低下は、もとをただせば、離乳の失敗にあるという説があります。
つまり乳幼児期からあまりにも歯ごたえのない食生活に慣れ親しんでいるため、咬合力を鍛える機会のないままに成長してしまう環境に、今の子どもたちはどっぷりと浸かっているというのです。
食は親から子へと受け継がれる、まさに「文化」です。
その食文化が崩壊しようとしています。
子供たちよ、今こそ歯を食いしばれ~っ!!
診療日記
上の記事でもふれていますが、「睡眠時無呼吸症候群」という病気をご存知でしょうか。
専門的には、「10秒以上継続する無呼吸発作が、7時間の睡眠中に30回以上出現するもの、または1時間に5回以上出現するものを指し、呼吸再開時には大きく激しいいびきを伴う症状が見られる」と定義されています。
日中の症状では、強い眠気や居眠り、疲労感や集中力の低下、頭痛、胸やけ、胃食道逆流、口や喉が渇く等が挙げられます。
昨年あったJR西日本の新幹線運転しの居眠り事故の原因がそれです。
幸い大事故には至りませんでしたが、一歩間違えれば大参事になる所でした。
治療には内科耳鼻科的アプローチの他に歯科的治療法があります。
いびきでお困りだったり、不安がある方はどうぞご相談下さい。